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自動化コラム

パーツフィーダーにおけるボウル

当社では、パーツフィーダーの設計・製作を行っています。こちらの記事では、パーツフィーダーの一部であるボウルについてご紹介いたします。

ボウルとは(ボウルの役割)

パーツフィーダーにおけるボウルとは、振動機上部に付いている、ワークをストック・整列するためのお皿です。素材ボウルと呼ばれる基本形状のボウルに対し、職人がワークに合わせたツーリング加工を行うことでパーツフィーダーのボウル(製品)となり、振動機とボウルで1つの製品となります。

加工性に優れたSUS430、耐食性に優れたSUS304等の素材、耐摩耗、耐油、ワーク保護等、目的に合わせた各種コーティング、等様々なオーダーメイドで様々な仕様があります。そのため、ワークの形状、状態、精度に合わせて最適なボウルを選定する事が重要となります。

例えば、ワークの硬度により選別部の摩耗が早い場合には、選別部の部品に表面処理による摩耗対策を行います。また、同じ選別部の部品をオーダーメイドで製作するといったことも可能です。

ボウルの種類

円筒ボウル

円筒ボウルは、円筒形状の筒の内側にワーク走行面の板が溶接されているボウルです。

選別部の製作において、応用が利き易く、パーツフィーダーにおいて最も一般的に使用されています。選別部は外周、内周どちら側にも製作することができます。

外周に製作した場合、選別部の下にポケットを設けることで、異姿勢落下ワークをボウル内に回収することができます。同サイズのボウルと比べ、選別距離を長く設けることも外周に選別部を製作することで可能となります。

段付きボウル

段付きボウルは、ワーク走行面が上部に行くにつれ、段々外周へ広がっていく形状のボウルです。選別部は基本内側にしか製作できず、選別は単純な形状のワーク向けとなります。ボウル内のワーク走行面に、天井が無いことが特徴で下記のようなメリットがあります。

・円筒ボウルでは天井との間で絡んでしまうようなワークにも対応できる

・段替え時のワーク残留確認が容易

・ボウル内の汚れの目視確認がし易く、清掃性も高い為、衛生面を考慮する現場に適している

パーツフィーダーのことなら、当社にお任せください!

こちらの記事では、パーツフィーダーにおけるボウルについてご紹介いたしました。

パーツフィーダー・自動化システム 設計・製作.comを運営するダイソウ工業 FA事業部では、パーツフィーダーを用いた自動化システムを設計・製作しています。また、他社製の修理も可能です。

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