自動化コラム
パーツフィーダーの騒音対策について
当社では、パーツフィーダーの設計・製作を行っています。
こちらの記事では、パーツフィーダーの騒音対策についてご紹介いたします。
パーツフィーダーの騒音源
パーツフィーダーの騒音発生源としては、
・振動本体の稼働音
・ワーク(製品/部品)とボウルがぶつかる音
・ワーク(製品/部品)同士がぶつかる音
といったことが挙げられます。
パーツフィーダーの騒音対策
パーツフィーダーの騒音対策としては
・ボウル内面などワーク(製品/部品)接触面にコーティングを行う
・ワークの暴れを小さくする(振動を小さくする)
・パーツフィーダー全体を防音BOXで覆う
といったことが挙げられます。
騒音対策①コーティング
ボウルは金属製なので地のままの状態に特に金属製ワーク(製品/部品)などを投入した場合には金属同士がぶつかり合うことで大きな騒音が発生します。
ボウル内面にコーティングを行う事で騒音を軽減することができます。
コーティングには供給するワーク(製品/部品)の特性などにより
・ウレタンコーティング
・テフロンコーティング
・ゴムライニング
・ベルト材貼付
などがあります。
さらに騒音を小さくする方法としては、パーツフィーダー全体を防音ボックスで覆う方法があります。
騒音対策②防音ボックス
防音ボックスにはカバーに用いる材料の違いにより大まかに下記のような種類があります。
透明樹脂カバー製
・安価
・ボックスの中が見える
・遮音効果 小
鋼板カバー製
・高価
・ボックスの中は見えないのでカバー開閉などして見る
・遮音効果 中
鋼板カバー(内面吸音材貼付け)製
・高価
・ボックスの中は見えないのでカバー開閉などして見る
・吸音材分スペース大
・吸音材は定期貼替え(劣化する為)の必要がある
・遮音効果 大
コーティングや防音ボックスなどの騒音対策は、対象ワークや、予算、スペース等に合わせ選定いただく事が可能ですので、パーツフィーダー導入時に合わせてご検討ください。
パーツフィーダーの騒音対策事例:防音ボックス
従来、作業環境騒音測定で第Ⅲ管理区分でした(Aレンチで90db以上)が、防音ボックスを取り付けることで第Ⅰ管理区分(85db未満)となり、環境保護具(防音保護具)なしで作業ができる環境となりました。
吸音材を付加することで、より騒音値を低下させることができています。(75db)
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こちらの記事では、パーツフィーダーの騒音対策についてご紹介いたしました。
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