自動化コラム
パーツフィーダーの切出しについて
当社では、パーツフィーダーの設計・製作を行っています。こちらの記事では、パーツフィーダーの切出しについてご紹介いたします。
パーツフィーダーの切出しとは
パーツフィーダーは選別を行う為、タイミングにより能力が安定しない為、基本的に先に直進フィーダーを取り付けし、バッファとして使用する事で能力を安定させます。
ただし、直進フィーダーのシュート上では基本的には製品同士がつながった状態で搬送されます。
製品(ワーク)の加工、組立、検査等の作業を行う場合は、つながった状態ではハンドリングの妨げとなる場合も多く、製品(ワーク)を取り出し(切り離す)、位置決め(センタリング)を行うことで、安定した精度で作業を行うことができます。
その部分を「切出し(エスケープ)」と呼びます。
切出しの種類
切出しにもいろいろな形があり、フィーダーの先に駆動機器を付けて切り離しを行います。
機器としては、
・エアシリンダー
・ロボシリンダー
・モーター+カム
・エアー吸着
・コンベア
・センサー
といったものを組み合わせて使用します。
切出しの方法については
・横切出し
・上切出し
・円切り
・1ヶ送り
・切離し
等、様々あり、製品(ワーク)、後工程の用途に合わせた検討が必要です。
製品(ワーク)の分離状態等を加味し適切な方法を選定することで、ラインのその後の設備に対しての安定供給が期待できます。
また、切出し部の部品を段替え式にすることで、多品種のワークに対応する事も可能です。
切出しの施工範囲について
パーツフィーダー製作メーカーはボウルの加工がメインとなる為、切出しについては、装置製作メーカー様が施工される場合が多いかと思います。
ただし、切出し部はパーツフィーダーから送られてくる製品の状態に影響される為、トラブルが発生しやすい箇所となります。
パーツフィーダー製作と合わせ設計検討、製作を行うことで、より安定した状態で、後の工程に製品を供給することができます。
また、一般的に製品同士がつながると引っ掛かるような製品は、パーツフィーダーでの供給は難しいですが、切出し方法も含め検討することで、供給ができる可能性もあります。
弊社は切出し、その後の搬送方法についても、社内に様々な実績があり、制御も可能な為、価格、用途に合った幅広いご提案、対応をさせていただくことが可能です。
パーツフィーダーのことなら、当社にお任せください!
こちらの記事では、パーツフィーダーの切出しについてご紹介いたしました。
パーツフィーダー・自動化システム 設計・製作.comを運営する株式会社東海精機では
パーツフィーダーを用いた自動化システムを設計・製作しています。
また他社製の修理も可能です。
工場の自動化に関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!