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自動化コラム

パーツフィーダーの静電気対策

当社では、パーツフィーダーの設計・製作を行っています。
こちらの記事では、静電気対策についてご紹介いたします。

静電気のパーツフィーダーに対する影響

パーツフィーダーは、基本としてワークを分離搬送した上で、姿勢整列、供給を行っておりますが、
ワークが静電気を帯びる事で、ワーク同士が引っ付き、分離が上手くいかず、姿勢整列に影響が出る事があります。
特に重量が軽いワークは、静電気の影響が大きく問題が発生する可能性が高くなります。

静電気の発生要因

パーツフィーダーの振動で、ワーク(部品)同氏が擦れ合うことにより、静電気が発生します。
特に樹脂製品や、周囲との接地面が大きいワークは静電気が発生しやすいです。
また、空気が乾燥している(湿度が低い)場合も発生しやすくなります。

静電気の対策

導電性のコーティングを行う

メリット

ボウル全体的にコーティングを行うため、広い範囲で静電気除去効果が期待できます。
下記でご紹介する、除電機取付と比べ、安価に施工可能です。

また、ボウル内のワーク投入量を減らすことで、ワーク同士の擦れが減るため、さらに効果を上げることができます。

デメリット

選別部にはコーティングができないため、選別部で問題発生する場合は対処ができません。

除電機を取り付ける

メリット

任意の場所のスポット除電が可能です。

デメリット

全体的な除電を行うためには除電機を多数取り付ける必要があるため、比較的、費用が高くなってしまいます。

装置設置場所の湿度を上げる

上記の対策で改善しない場合は、装置設置場所の湿度を上げる(加湿する)といった対策もあります。

静電気による不具合は目視できない事もあり、発見が難しいです。
静電気を帯びやすいワークについては、製作時にメーカーに情報を伝えることにより、対策を行ったパーツフィーダーを納入する事ができます。

パーツフィーダーのことなら、当社にお任せください!

こちらの記事では、パーツフィーダーの静電気対策についてご紹介いたしました。

パーツフィーダー・自動化システム 設計・製作.comを運営する株式会社東海精機では
パーツフィーダーを用いた自動化システムを設計・製作しています。また他社製の修理も可能です。

工場の自動化に関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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