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自動化コラム

無振動パーツフィーダーについて

当社では、パーツフィーダーの設計・製作を行っています。こちらの記事では、無振動パーツフィーダーについてご紹介いたします。

無振動パーツフィーダーとは

パーツフィーダーには、様々な種類がありますが、大部分が振動を使用し、製品を搬送、整列するものです。

無振動パーツフィーダーとは、従来の振動を使用せず、製品を搬送、整列する装置となります。
こちらの記事では、モーター回転により、遠心力で製品を搬送、整列する無振動パーツフィーダーについてご紹介いたします。

無振動パーツフィーダーの特徴

無振動パーツフィーダーは振動式パーツフィーダーと比較し、下記のようなメリット、デメリットがあります。

○無振動パーツフィーダーのメリット

・振動が無いため、音が静か
・搬送速度が安定している
・高速供給が可能
・製品同士のぶつかりが少ない(コンタミが発生しにくい)
・選別部分の図面化が可能(現合製作部が少なく、部品対応が可能)

○無振動パーツフィーダーのデメリット

・選別方法が限られる(異形状の製品の整列は難しい)
・部品点数が多い(コストがアップする)
・パーツフィーダー出口部に製品残が発生しやすい(工夫が必要)

振動式パーツフィーダーから無振動式への入替について

従来の振動式パーツフィーダーからの入替も可能です。

・従来の振動式で供給不可能な速度への対応
・騒音減による労働環境の改善
・ワークの傷対策
・選別部図面化による、メンテナンス性、段替え性のアップ

といった内容をご検討されている場合、無振動式パーツフィーダー導入により解決できるかもしれません。

無振動パーツフィーダーの導入事例

乾電池用旋回フィーダー

乾電池の供給に振動式のパーツフィーダーを使用していましたが、100ヶ/分が限界でした。

供給装置を旋回式にすることで振動式に比べて大幅な能力アップを実現しました。(MAX値500ヶ/分)
これにより、最初にワークを投入しておけば作業者が補助しなくとも全自動で設備を稼働させることができるようになりました。

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静音ビレット供給旋回フィーダー

重量物(ビレット)の整列装置として、大型のパーツフィーダーと直進フィーダーを使って供給していました。しかし騒音値が100dbと高く、振動も大きいという課題がありました。

静音タイプの振動機に変更する事で騒音値は80db(防音BOX扉開)に減少し、振動の発生は0になりました。

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ビスケット整列投入装置

ビスケットを包装する工程において、作業者がビスケットを整列させて個包装機へ投入していました。

製品ストックが可能なストックコンベア(ベルトコンベア)から、旋回式のフィーダーに投入され、自動で個包装機に整列投入されるようになりました。
毎分300~400個程度を包装機と連動しながら整列供給することができます。

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パーツフィーダーのことなら、当社にお任せください!


こちらの記事では、無振動パーツフィーダーについてご紹介いたしました。
パーツフィーダー・自動化システム 設計・製作.comを運営する株式会社東海精機では
パーツフィーダーを用いた自動化システムを設計・製作しています。
また他社製の修理も可能です。
工場の自動化に関して、お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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